2010年04月01日

高校講座で『アフリカ史』

少し前にやっていた高校講座で、『アフリカ現代史』なるものをやっていました。
『アフリカ現代史』。
なんと大雑把な!とあまり期待せずに見たのですが、これがなかなかよくまとまった内容でございました。

まずは各国の独立の様子から、独立後の内戦・混乱、アパルトヘイトを乗り越えて、今後のアフリカの課題・・・といった流れでした。

独立の様子は、アフリカ各国の独立のさきがけとなったガーナを始めとして、宗主国の支配に反発する運動から独立に漕ぎ付けたケニアを取り上げ、独立後の内戦は民族対立から起こった内戦としてナイジェリアのビアフラ戦争とルワンダのジェノサイドを例に挙げていました。

何より見て良かったな〜と思ったのは、ガーナのエンクルマ氏やケニアのケニヤッタ氏の独立時の演説を映像で見れたこと。
おお〜エンクルマさんが動いてる〜と妙に感動。
私自身はアフリカ出身ではないですが、血がザワザワして興奮してしまいました(笑)
もし私に前世というものがあったなら、間違いなくアフリカン(恐らく西アフリカ系)だったと思います(笑)

あと、ビアフラ戦争の映像を見たのも初めてでした。写真では見たことがありましたが、あの飢えた子供の写真は悲惨以外の何ものでもないです。あんなになっても生きてるの?って。
ビアフラ戦争に関しては何度か旦那とも話した事がありますが、イボ人の旦那の意見をもっと聞いてみたい気がします。
表立っては言いませんが、やはり旦那の中には、イボ以外の民族に対するちょっとした敵対心(?)のようなものがある気がして。表向きでは仲良くしてても、お互いに深い信頼関係は築こうとしなかったり??あくまでも私が見て感じた事ですが。。
本当のところは本人にしかわからない事だと思いますが、やはり兎にも角にも、残酷な歴史が彼らをそうさせるのだろうなぁと、思うのです。

あとはネルソン・マンデラ氏の大統領就任時の演説映像とか・・・鳥肌ものでした。
南アフリカの国歌なんかは映画『遠い夜明け』でも使われていてかなり印象的でしたが、いつ聞いても心に響きます。

こうやってアフリカ現代史を振り返ってみると、世界でこれほどまでに長く、人為的に(?)引っ掻き回された歴史を持つ地域はあるのだろうか、って考えさせられます。

周りのアフリカンみんなに、母国の近現代の歴史についてどう思うか尋ねたいくらい。きっとみんな十人十色な答えが返ってくるんだろうなぁ。
posted by Chioma at 01:31| Comment(2) | TrackBack(0) | アフリカ

2010年02月10日

国の境い目が…

去年、ナイジェリアから仕事で来ていたおじさんがいました。
そのおじさんが、
「眼科へ行きたいのでお供して欲しい」
と言うので、通訳として(と言っても医療用英語なんて話せたもんじゃない!)お供することに。

結局そのおじさんが日本に滞在した3ヶ月間の中で、3〜4回は眼科にお供したかなぁ。

こっちだって赤子抱えて仕事もあって暇じゃないのに!なんて、始めはしぶしぶお供してたのですが、そのおじさんのジェントルマンぷりにやられて最後には親近感すら抱いてお供していました。
物腰柔らかで、穏やかで、いつもニコニコしていて。
旦那が持ち合わせていないものをたくさん持っていらっしゃる(笑)


健康保険に加入していないので、毎回自費診療。薬代も自費で、毎度諭吉さんが飛んでいっていました。それでも、病院に通うおじさん。

そのおじさん、何が悪いって、糖尿病で目が見えなくなってしまっていたんです。しかも痛みも伴っているらしく。
病院まで連れて行く途中も、ちょっとした塀にぶつかったり、段差につまづいたり。こっちがハラハラするくらい見えていませんでした。

それが病院で処方された薬を飲み続けると、ほんの1ヶ月くらいでかなり改善されてだいぶ見えるようになっていました。痛みもほとんど消えたと喜んでいたおじさん。

眼科医が言うに、きちんと糖尿病の薬でコントロールできていないから、目に症状が現れてしまっている、のだそうで。
おじさん曰く、きちんと糖尿病の薬は欠かさず飲んでいるんだけど、上手く効いていないみたいでした。聞くとナイジェリアの病院で処方された薬らしいです。

帰国する時、今度は3ヶ月後にまた日本に来て、目が完全に見えるようにレーザー治療を受けたい、と意気込んで帰っていったおじさん。

つい最近、そういえばとっくの昔に3ヶ月過ぎてるけど、おじさん来ないな〜と思って旦那に聞いてみたら・・・

そのおじさん、どうやらナイジェリアの病院に入院しているらしく。。どうやら、目だけでなく足にも症状があらわれてしまい、日本には来られなくなったと。
日本から持っていった薬は3か月分。もう薬も切れているんですね。きちんと日本で治療を受けていれば、目だってもっと見えるようになってたはずだし、足にだって症状は出なかったはず。

某CMで、
“国の境い目が、生死の境い目であってはならない”
なんて言ってましたが、まさに今、それを実感しています。

なんだか切なくなってしまいますね。日本にいたら助かるのに。お子さんだってまだ小さいのに。普通だったらまだまだ働き盛りのお父さんなのに。

アフリカでは、医者やスポーツ選手など、優秀な人材はどんどん条件の良い海外に流出しているといいます。それが先進国との格差を広げているんでしょうね。

あぁなんだか本当に切ない。自分ではどうしようもないのが、本当にもどかしいです。
posted by Chioma at 01:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月07日

くろくてもいいの!

昨日、何気なくつけていたテレビ。
なーんかドラマをやってるな〜と思ったら、NHKの『中学生日記』でした。

主人公はトンガ人の父と日本人の母を持つ女の子。
日本で生まれて日本で育ち、日本語しか話せないのに、外見のせいで周りからは外国人扱い。・・・まさに、うちの子供たちにも避けて通れない問題です。

バスに乗ったシーンで、乗客のおばあちゃんに『あら、日本語上手ね』と言われた場面。うちの息子もよく言われるんです。もちろん言う側は全く悪気はないんでしょうけど。
息子が大きくなったら、警察官に「登録証みせろ!」とか言われるんだろうなぁ。日本人なのに。

思えば「ボクはどうしてくろいの?」と訊いてきたのは、彼が3歳の頃。いつかそういう質問をしてくるだろうと予想はしていたので、答えはしっかり準備していました。

「パパが黒いからよ〜」

すると息子は「へ〜」って素直に納得してくれました。
保育園に行くようになると、幾度も息子のお友達に尋ねられます。

「どうして○○はくろいの?日焼けなの?」

答えはもちろん、「パパが黒いからだよ〜」。
小さい子にはこの位シンプルに言うのが一番わかりやすいようです。
息子自身も何度かお友達に訊かれたりするみたい。なんて答えるのか息子に問いただしてみたら、
「パパがナイジェリアじんだから、くろくてもいいの!」
って答えるのだそう。
なるほどね〜。
“ナイジェリア人”って言ってもみんなわからないみたい、と息子は嘆いていたけどわーい(嬉しい顔)でもでも、きちんと自分を肯定しているし、わが子ながらすごく良い答えだと思いました。

こうやって同じ質問を何度も何度もされると、息子もだんだん嫌気が差してくるようになるんだろうな。この先外国人扱いされて嫌な思いをすることもあるんだろうな。

『中学生日記』で主人公の女の子が涙ながらにこんな事を言っていました。
「どうしてパパとママは結婚したの?」
日本人のママが外国人のパパと結婚したばかりに、自分は外見で判断されて何度と無く傷ついてきた、と。

いや〜いつか息子や娘にこんなこと言われる日が来るのかと思うと、胸が痛くなりました。
答えはもちろんシンプルで「パパとママは愛し合っているからよ〜」なのですがたらーっ(汗)・・・そんなんじゃ息子も娘も納得しないでしょうね。しっかり納得する答えを用意しておかないと。

外国人扱いされようと、人に外見で判断されようと、何か人に負けないもの・何か打ち込めるものを持っていれば、自ずと自分に自身を持てるようになるんだろうな〜とも思いました。主人公の女の子がダンスに夢中になっていたように。

金子みすずさんの言葉の、“みんなちがってみんないい”。
これが理想ですね。

『みんな同じじゃないといけない!』って空気が流れていた私の中学・高校時代は純日本人の私ですら窮屈でしょうがなかったですから。その後の芸術系大学時代は本当に居心地が良かった覚えがあります。芸術の世界は人と違わないとやっていけない世界ですからね晴れ

子供たちが余計な事で悩まなくてもいいように、早く日本が“個性”を大事にする社会になって欲しいです。
子供たちが自分に自信を持てるように、親として子供の行く道をしっかりサポートしていかなきゃな。
posted by Chioma at 23:24| Comment(4) | TrackBack(0) | こども

2010年02月02日

『ホテルルワンダ』と『ルワンダの涙』から考える

子供を産んで変わったことといえば、世間ではよく言われることですが、涙もろくなったこと。

先日、遅ればせながら『ホテルルワンダ』と『ルワンダの涙』を立て続けに見たのですが、もう涙が次から次へと流れてグチャグチャでしたもうやだ〜(悲しい顔)






何がダメって、子供が犠牲になってしまうシーン。

ジェノサイドって、種の廃絶を目指すものだから、女だろうが子供だろうが赤ちゃんだろうが、見境ないんですね。
子供や赤ちゃんがどうしても自分の子に重なって見えて仕方がなかったです。

個人的には、『ルワンダの涙』の方が臨場感・リアリティが強く出ていてグングンひき込まれたなぁと思ったら・・・!
ロケは実際の場所で行われたんですね(!)
スタッフも、実際にジェノサイドを経験した現地スタッフが多く関わっていたそうで。
映画を見るとわかりますが、映画の最後に現地スタッフの紹介があります。皆、親兄弟が殺されたり、親戚達の死体に埋もれ隠れて難を逃れた人もいて。そんな恐ろしい経験とは裏腹に、写真では一人一人がとても穏やかな笑顔を見せているので、ジェノサイドは本当にあったのか、という疑問さえ浮かんでしまいます(勿論本当にあったのは紛れもない事実なんですが)。

なんていうか、このルワンダの歴史を遠い国の出来事として片付けてはいけない気がしてなりません。
ジェノサイドはどこでも起こりうるし、先進国の国々の無関心、またエゴによる武器提供が事態をより大きくした事実があるので、私達は知っておく義務がある。

このルワンダの悲劇を教訓に(したのかどうか…?)今日の日本でもだいぶアフリカ発のニュースが報じられるようになってきました。ほとんどが争いやら事故やらの悲しいニュースなのが残念ですが。。

でも、やっぱりまだ足りない。
現在もスーダンでジェノサイドが行われていること、一体何%の日本人が知っているでしょうか。日本のご近所さんの某国が深ーく関わっている事も。。

植民地時代を経て、複雑な歴史を辿ってきたアフリカ。
現在アフリカにある問題を解決する事は、今後の世界の問題を解決するカギになると思う。
先進国の国々は、まずエゴを捨てなければならない。
今アフリカにある貧困・紛争・腐敗した政治・・・これらの問題がなかなかなくならないのは、先進国に搾取され続けてきた体質が根底にあるからだと思う。

貧しいからと言って、物資を援助したら平和になるのか?
答えはNOでしょう。人間“欲”というものが出て終わりです。

ではどうすれば貧困・紛争・腐敗政治がなくなるのか。
・・・
究極の答えは、ずばり“教育”なのだと思う。
これは先進国も含め。

昨日、『エチカの鏡』でもやっていましたが、

“ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために”

この考えが世界中で徹底されたら、世の中どんなに平和になることでしょう。

映画からだいぶ話が飛んでしまいましたがあせあせ(飛び散る汗)
アフリカンの旦那を持つ身としてとても遠い所とは思えないアフリカ。
スポーツだけじゃなく文化の面でもすばらしいところがたくさんあるわけで。
悲劇的な側面だけじゃなく、いろんなところもひっくるめて、日本でももっと、アフリカに興味を持ってくれたらいいなぁと思うのです。
posted by Chioma at 00:02| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画

2010年01月28日

ブログ始めます。

はじめまして。Chiomaです。
本家「国際結婚の交差点」ではなかなか綴れない、Chiomaの呟きを綴っていきますので、どうぞ宜しくお願いします!
posted by Chioma at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記